親・コーチが期待してしまうことは?
私たちは、選手や子どもに対して、
自分から積極的に取り組んで欲しいと
ついつい期待してしまいます。
選手・子どもたちが、
横になってテレビを観てたり、
ずっとゲームをしてたりすると、
『時間がもったいない。
その間にどれだけの練習ができるの?』と
つい言ってしまったことありませんか?
私たちは、
いちいち言わなくても、
自らが進んで行動できる
そんな選手・子どもを
期待してしまうのです。
つい言ってしまう言葉№1は?
なかなか行動しない選手・子どもに
つい言ってしまう言葉№1は、
『いいから、やれ!』
実は、私もつい言ってしまいます。笑
とりあえず、行動させたい。
行動して見えてくるものがある。
という意図があるのですが。。。
これって、
親・コーチが今までの経験に基づいて
理解しているからこその発言であり、
肝心な子どもたちは、
理解しているでしょうか?
そして、
理解して行動するのと、しないのとでは
行動の質にどれだけの違いが生まれるでしょう?
積極性や行動の質を高めるポイントとして、
『なぜそれが大切か?』を伝えることで、
モチベーションも一緒にあがるのです。
心を動かす伝え方で大事なことは?
つい先日、
バスケットの練習を終えた娘と、
家で今日の練習の振り返りを
していたときのことです。
私と娘の会話の中で
こんなことがありました。
私:もっとレイアップシュート*1を
いろんなシュート方法で試してみたら?
娘:え~だって、下から打てって言われるし。
常に同じシュートで打つよりも、
状況に応じて、いろんなシュート・ステップに
挑戦して欲しいという想いでした。
しかし、
娘の思いもよらない答えに対して、
心の中では、
『お前は、ロボットか!いいからやれ!』と
叫んでましたが。。。笑
大きい選手相手にどんなシュートしてた?
娘:ん~と。ワンステップとか、バックシュートとか。
私:そうだよね。ディフェンスによって変えてたよね。
自分はどうかな?どうしたいかな?
娘:そうだね。
ユーロステップとか、いろいろやってみないと。
私:よし!頑張ろうね!
このように、
選手・子どもたちの中で
気づきが生まれたときの顔を見れた時、
たまらなく嬉しくなります。
なぜ、それが大切か!を伝えるときは、
経験や体験からくるエピソードを
付け足すことで、イメージしやすく、
『心に響くメッセージ』となります。
『この練習をしよう!』と
課題を与えることだけではなく、
+
この練習をすることで、
『これができるようになる』
『こんな選手になれる』
『試合のこの場面で使える』など
イメージしやすい伝え方をすることで、
挑戦する気持ちや
練習の質が変わってきます。
これからの時代は特に大事になってくる
今の時代、
SNSやネットでいろんな情報は溢れています。
いろんな練習方法や動き方など、
調べようとすれば、いくらでも調べられます。
しかし、
その方法を伝えるだけではいけません。
人それぞれいろんな考えがあり、
気づきも様々なため、
響くエピソードも変わってきます。
いかに、
その人にあったメッセージを伝えられるか。
心に響く気づきを与えられるかで
挑戦する気持ちや
練習の質が変わってきます。
いい関係性を築くことで、
心に響く気づきも与えられるようになります。
一緒に、気づきを発見しながら
成長していきたいですね。